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ブログ書き始めた4年前にも少し書いたんですわ 自分のアトピーのこと

子どもの頃を振り返りながらもう一度考えてみたんです 母にも確認をとりながら

私が今で言うアトピーに悩まされるようになった時期を検証してみました

たぶん小学5年生の頃やったと思います たぶんというのは母に聞いてみてもはっきりしないから 自分の記憶たよりで

ちょうどその頃自宅兼店舗を建て替えたんですわ 住むとこに困るから私たち子どもは滋賀県の親戚の家に預けられていました 父母はというと 少しだけ借宿をとってあとは建築中の家(屋根もできていないところ)でふとん敷いて寝たそうです まるで路上生活のように  今では考えられんようなことしてましたなあ

というようなことで 夏休み中にほぼ家は完成して 私もはじめて自分の部屋がもらえたんです 

そしてその頃から始まった たぶん 

お尻や背中がかゆい しばらく親に言わずに黙ってたが どうにもこうにも掻きむしってかなりひどいことになってはじめて近所の医者に連れて行かれました

その頃 アトピーなんて言葉なかったように思います 先生から なんやこれ 湿疹やろということで 普通に塗り薬出されるんやけど 何回行っても治らん それからあっちこっちいろんな医者に連れて行かれて 皮膚をとって顕微鏡で見られて 「なんや ようわからんなあ けったいな湿疹やなあ」 とまさにアトピーの語源である 奇妙であったようです 

これが不思議とめったに顔には出ない 衣服に覆われた部分だけやったんです だからまわりの人には気づかれないのですが 修学旅行とかは恥ずかしかったです 

その頃からひどくなったことがもうひとつ 鼻が詰まりやすくなっていつも口をぽかんと開いてるようになりました 

こういう状態の中では眠ることにも問題が出てきて 深い睡眠がとれない日が続きましたね

親にしてみてたら 特に熱があるとか倒れるとかではないのであんまり心配もしてくれないし そのうち大きくなってきて中学生くらいになると体を見せなくなり あとは自分の意志でお医者さんに通うようになりました いつの頃からステロイドを出されるようになったのかわかりませんが ひどくなると薬をもらいに行く またひどくなるの繰り返しで 皮膚科の超常連患者になってました

皮膚科と耳鼻科を行ったり来たりで お医者さんに行っていない日はない状態が20才をすぎてもすっと続いていました なんで自分の体だけこんなひどい目にあわないといけないのかと思ったりの毎日でひどいマイナス思考で いろんことに助けを求めましたが 原因がなにかあるんじゃないかと思わずに そういう体なんだから仕方ないと思ってあきらめていたんですな

今 思うと あの新築から始まったわけやないですが 今でいうシックハウスというやつでんな そんなんわかりまへんわなぁ その頃では 

その部屋にいるかぎりずっとそうなってたわけですな 

それから結婚して 古い家に住むようになって 少し楽になってきたとき お客さんから聞いた情報なんです 新建材のホルマリンが原因でアレルギーがひどくなったとか それでいったんなったら治れへんとか そうなると洗濯の洗剤や柔軟剤でもひどくなるとか 

へえ そうなんや 自分の体もそうなのかもと思うようになり いろいろと情報を集め始めました

それを聞いたのが35くらいかなあ  すでに柔軟剤を使われると首や脇やらが真っ赤っかになるのはわかっていたので うちではぜったいに使用禁止になってましたが 洗剤まで疑うことはありませんでした

情報を集めるうちにわかってきたことは どうも合成界面活性剤がよくないようで特にすすぎが不十分やと肌着にかなり残留していて 汗をかくと溶け出して悪さするようなことがわかってきたんですわ

その頃 洗濯の担当は母で いつもいっぱい洗剤を入れるくせがあって 着ている服をただ水洗いするだけで泡が立つくらいでしたが これってけっこうどこの家でもあることだと思います 

保育園で 子どもがお漏らししたので洗濯機に入れて水洗いしてたら 泡がたってきたということも聞いたことがあります 

そういうことがあって思い切って我が家の洗濯を 昔の石鹸に戻してもらったんですわ その後 シャンプーや 体を洗う石けんも見直して 少し昔の状態にしていったら いつの間にか皮膚科に通わなくなってますがな 

へぇ〜 こんなことが原因やったんか それから化学物質過敏症という言葉がでてきて それやったら他にもいっぱい化学物質使てるんとちゃうんかいなと調べていたら 調味料もですがな 台所にもいっぱいあるんや 食器洗いもそうやったんや それで 次ぎにやったのは台所ですな 化学調味料 洗剤 全部処分しまして 買ってくるものすべてチェックしてみると けっこういっぱい あるもんで あんまり気にしたら 食べるもんがなくなってしまうくらいです

とりあえず いちばんよく使うものということで 味噌に醤油に米 そして出汁 これらを注意して 化学物質から遠ざかっていったら こんどは耳鼻科にもあんまり通わなくなってきましたがそれでも月に2回から3回は通ってました

それで最後に気がついたのが寝具やったんです 調べたら化学物質がいっぱいありますがな ポリエステル アクリルとふとんや毛布にいっぱい使てます

自分が使ってた寝具も 洗える寝具と称してポリエステルの敷 アクリルのボアのパットも敷いてるし アトピーがあるからと思って掛けも洗える化学繊維のふとんでした それにアクリル毛布も掛けてましたなあ 洗えたらいいと思って

これはやっぱりあかんやろということで 家中の寝具から化学繊維を追放したんです その頃 いちばん下の子が軽いぜんそくやと診断されていて 寝具のことや部屋の掃除のことでやかましくいわれていたんですが 化学繊維の寝具類を処分したら これもまた発症しなくなっていきました 

そうそうその途中 もうひとつやめたのはタバコです けっこうヘビースモーカーでした ロングピースを一日二箱も吸うときがありましたが きっぱりやめることにしたんですわ 妻も吸ってましたが当然 一緒に

こんなことでお医者さん通いがなくなったら気持ちも楽になって なんか今まですごいストレス抱えていたようで こういう気持ちもアカンかったんやと感じました

ここまで自分自身の生活を変えておいて 店にはやっぱりアクリルやポリエステルがいっぱい売っていたんではおかしいでんがな

それで思い切って店からもそういうもん置くのをやめようと全部処分してしまいました

そしたらでんな 売るもんがあれへん お客さんが買いに来られても 「すみません そういうのん置くのんやめましてん」というわけですから みんな帰ってしまいはります

このままではもう営業していかれへん せやけど どうしてもお客さんにわかってもらわかあかん やめたら終わりや

そこで不振が続くなかふとん屋を助けるためにやり始めたこと

8時の閉店後にでんな 店の前に屋台のラーメン屋を作ったんです 

これがけっこう近所の評判になってほんまに助かりました
とにかくふとん屋がなんとか続けられるように、いつも皆さんに忠告している 寝る間を惜しんでがんばらしてもらいました

ぜったいに信念を曲げずに押し通してきたら やっぱり わかってもらえるんですわ 3年ほどしたら たくさんお客さんが戻ってきてくれはりました 

商売がアカンようになってくると つい何かうまいこといくことないかと情報を探して すぐに結果がでることを求めがちですが それは間違ってますね できることから一歩ずつですわ そんなに急にうまくいくことはないんやね 人のまねしてもあきまへんのやね 

なんか話が飛んでてへんてこりんになってしまいましたが

というようなことがあったりして今のふとん屋のおっちゃんが存在するんでおます

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